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就職先人気企業ランキング

2010年卒の人たちの、就職先人気企業ランキング(読売新聞のページ)が発表された。トヨタなど、自動車業界の人気がガタ落ちだそうだ。原因は、現在業績が悪化しているからということらしい。

業界そのものの人気が落ちるということは、その業界を希望していた人たちが他の業界を希望するように変化したのだと思われる。つまりその人たちは、現在の業績で就職先を選んでいるということになる。

この感覚は、私には理解できない。私なら、やりたいことで就職先を選ぶ。現在の業績を見るとしたら、その企業が危機的状況にないか、ぐらいだ。自動車業界から他の業界へ希望を変更した人は、自動車関連の仕事がしたかったのではないということだろうか。

このことを、「就職先人気」という限られた題材を抜け出し一般化して考えると、マスの動向というのは「現時点での調子」に影響される、逆に言うと、「現時点での調子」からマスの動向が読めるということになるのだろうか。

ただ、「就職先人気」というのが何を基準に統計したかによる。学生が、「この企業への就職を考えている」(主観的意見)という企業のランキングなのであれば、上記の前提が成立する。しかし、「この企業は就職先として良いと思う」(客観的意見)というアンケートでも採って、そのランキングなのであれば、上記の前提は成立しない。この基準は、どこかに発表されているのだろうか。