atsukanrockのブログ

Microsoft系技術を中心にぼちぼち更新します

MIND-SA

MIND-SAというものを、初めて知った。MIND-SAとは「Method of Information systems Design for System Analysis」の略で、リンク先のことばを引用すると

システム分析・問題解決のデファクト・スタンダード

だそうだ。
内容について詳しく触れると、リンク先の会社の権利を侵害しそうなのでここでは印象のみを書く。一言で言うと、非常にためになる。今の私の業務内容からすると、「ためになる」であって「役に立つ」ではない。しかし、ためになるのは間違いない。
世の中に、ソリューションビジネスを目指している企業は多いだろう。ソリューションというからには、何らかの問題を解決するということである。問題を解決するためには、あるべき姿と現状の把握が必要となる。しかし、ふと私たちICT従事者の普段の業務を考えると、顧客のあるべき姿をはっきりさせず、システムを開発していることがないだろうか*1
問題解決の手法が標準化されておらず、個人的スキルに依存するからこのような状態になってしまう。MIND-SAではその手法を標準化し、MIND-SAを使えば誰でも、問題解決のための一定水準以上のアウトプットを出せるようにしている*2
えらそうなことを語ったが、私自身MIND-SAの演習問題では、かなりつまづいた。SE的視点とは、全く異なる視点で問題を見つめなければならないためだ。将来どういった技術者を目指すのか、今がむしゃらにシステム開発をしている時点では決められないと思っている。私の前には何本もの道がある。MIND-SAに触れたことで、その道が1本増えたように感じた。

*1:現状の把握はできていることが多い

*2:とはいっても、普段の業務にMIND-SAを応用できるかは、個人的スキルによるとは思うが…